2019年12月10日

相手が言っている言葉を言葉通りに取れない 〜あなたの中に同時に出る字幕〜

「お前が生まれた日、それはみんな大喜びして、裏の山から木を切り、鯉のぼりを作ったんだよ。」


Aさんのお母さんはAさんにおっしゃったそうです。

何だか素敵な話ですね。

それだけあなたは望まれて生まれた事実を、母親として伝えたかったんだと思います。






しかしAさんはこう取ったそうです。

「それなのにお前は…と言われている気がする。いやきっとそう言いたんだ。
それだけ望まれて生まれた自分は何やっているんだろう。。
しっかりしないといけない、そんな期待しないでくれ、プレッシャーだ」と。




こういうことって皆さんにもありませんか?



相手の言葉の”そのまま”取るのではなく

同時に浮かぶ自分の心の中の字幕(自分の思考が言う言葉)を信じていませんか?

あなたの思考か生み出す”解釈”を無条件で信じていませんか?




その解釈を生み出しているのは、自分の思いです。

思い込みと言っても良いでしょう。




これは誰しもが大なり小なりありますが

非常に強い抑圧を続けてきた方は、それだけ強く違う字幕を見やすく、引き込まれやすいのです。


額面通り受け取れず、誤解に誤解を重ねていくのです。




この方は「自分は迷惑をかける悪人だ」(申し訳なさ)

「自分は今の地位にいるような人間ではない」(自分への怒り)

など、小さい時から積み重なってきた思いから、この字幕を見てしまい、お母さまとたびたび衝突していたそうです。




セラピーではひとつひとつ、この強い思い、感情をケアしていきました。



思考は確かに有効に”使えば”便利なものです。

しかし自分の中に生まれる思考を無条件で信じることは、誤解をさらに深めていき、苦しみを生み出します。


もし会話の最中に、相手の言葉は違うことを解釈し始めたら、立ち止まって

「それは本当か?出どころはどこか?」感じてみてください。




だいたい出どころは、自分の奥から出ているはずです。
posted by 創間元哉 at 22:25| そうまのコトバ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする