口で言うほど簡単じゃありません。
それは2つの大事な力が必要だからです。
ひとつは”私は知らないという謙虚さ”
分からないと言うことは
それが分からないという事を露呈することになりますよね?
恥をかくかもしれないリスクがあるのです。
それを超える”私は知らないという謙虚さ”がその人の力になります。
私は知らない、という位置にいるのは結構大変です(特に以前の僕もそうでした)
これがない人は恥をかくことを恐れ、大事な時に質問することも聞くことができないのです。
もうひとつの力、それは”喰らいつく探究心”
どんなに分からない、知らないという謙虚さがあっても
分からないことが分からないでは、聞きようがありません。
これはどうなんだろう?
これはこういうことかな?
この問いが自分の中にあり
たとえ全容が理解できていなくとも、この探究心があれば
きっと聞くことはその人の実になるでしょう。
この2つの力があるお弟子さんは、必然的に伸びやすいです。
学があるか、どうかは問題ではなく
経験があるか、どうかは問題ではなく
その人のこの2つの力に見られる姿勢こそが、その人を形作るのです。