2015年01月29日

誇らしさと寂しさ、だって人間だもん

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昨年、セラピーを9回受けたMさんからの感想です。
今日お久しぶりにお電話でお話し、この感想をブログに載せる事を承諾してくれました。





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創間さんこの一年ありがとうございました。何回お世話になるのか?
私は…と情けなく思う自分が何度も出てきましたが、この一年の自分の変化に私自身が驚いております。




約10年以上の心療内科に通院し適応障害と診断を受けていた私。
通勤電車の中でパニック発作の症状に襲われて電車にも乗れなかった私。
働かなければいけない、しっかりしなければいけない私は、時を流してしまいたいと薬にアルコールに依存していた私。衝動的にオーバードーズしてしまう時があった私。





いろんな事があった私です。セラピーを受けたから劇的に変わった事はありません。
私の周りも(環境)も変わっていませんが、私はセラピーを受けてから…今の私がしたいコトがリアルに見えてきて、感じるコトを素直に反応して行動に移すことができたことから、私が変わることで、生活も身体も…病気から解放され病院いらずの人になったのだと思います。





セラピーを9回受けました。
一度も創間さんから「〜しなさい」と生活面や行動面で指示はされていませんが、自然とジムへ行きたくなり体を動かすことが必要に思ったり…家と職場の往復だけの生活から自分の時間を持つことが必要に思ったり…。


いつの間にか体重の減量、体型の変化、アルコールを飲まない、薬を飲まなくても眠れる…いろいろと変化が現れてきました。(薬とアルコールについては毎日のタッピングを頑張りましたが)



私はもう形にはめ込んだ人ではありません、丸くていつも跳ねるので…これからもいろんな場面に当たり、いろんな人に当たると思います。でもその時その場面でその人と…感じ受けとめて生きたいと思います。
たぶん先々を心配するより、その時に考えれば大丈夫だと思うんです。^^;




セラピーを受けたら治る変わる⁈…ではないと思うんです。
受け身ではなく、セラピーをきっかけに自分をどう信じ、どう感じ、どう動くかが…
囚われてることからの解放だと思います。


今までの私を恨んだり憎んだりしてません、よ〜く頑張ってきたなと思います。
これからの人生の後半戦を今の私が彩りながら…生きて生きたいと思います。




twitterの縁で創間さんに出会えたことに感謝です。ありがとうございました。





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実はこの感想をもらった時は、正直嬉しさと寂しさがありました。



今までのMさんはセラピーを受け、その変化や僕への感謝だけを述べる方でした。
しかし、この感想は今までの自分の努力が、そして自分を信じて前に進むことで結ばれています。



実は、僕もセラピーでこっそり自立へのリマインダー(暗示)を含めていたので、本当は彼女の自立を喜ぶべきなのですが、人間ですから少し寂しくなりました。
卒業する生徒を送り出す心境かな^^




彼女は感想の中で大切な事を言っています。


「受け身ではなく、セラピーをきっかけに自分をどう信じ、どう感じ、どう動くかが…
囚われてることからの解放だと思います。」

ここは大事なのです。
過去のネガティブな感情を取り去る事は物理的に可能です。それにより必然的に、確かに囚われていたものや自分の幸福度や積極性は変わってきます。しかし、それだけでは一時的な気持ちは変わっても、新たな出来事で受ける反応は、思考パターンに縛られることになります。


僕らは「信念(思考パターン)」というものに常に縛られています。
いくら過去の感情を解放をしても、自分の中でうまれてしまったの信念(Belief)が変わらない限り、感じ方や動き方は変わらないのです。



彼女はセラピーや自身のセルフワークによりそれに向き合ってきたのでしょう。
彼女の毎晩自分の心を整理するノートは、その自分の思考パターンや信念を書き換える助けになったのです。

僕も彼女が行うノートの使い方を、他のクライアントさんやセミナーでもシェアしていくつもりです。





それと具体的な行動を指示は、この方にはしませんでした。
なぜなら適応障害とは、自分の信念から決めた枠にどうしてもはめようとする心理が働いてしまうからです。
こうしてくださいと伝えれば、きっととても実直な方なので、それをしなければと頑張り、そしてできなかった時の失望が回復を遅らせると考えたからです。


そして自分で、色んな感じ方や行動を選ぶようになってくれました。
今頃は今まで入れなかったお風呂に入っていることでしょう。






これからも彼女に困難や不安はやってくることでしょう。
人間、生きていれば必ず直面する出会いです。
しかし、彼女を縛るものは以前のようにはありません。
お酒や時間に縛られる心、電車での苦しみや、様々な自分が決めた枠。


回復は人によっては時間の長短はあります。その事も彼女はずっと気にしていました。
しかし「9回受けたことは自分にとって必要だったのだと思います」と今日、率直に話してくださいました。





心斎橋のあの大丸の前の出口で、毎回お別れした時の笑顔をこれからも僕は忘れないでしょう。
闘い続け、自分を受け入れる事に一緒に苦闘した日々を。





これからも応援しています。
posted by 創間元哉 at 23:04| Comment(0) | セラピーを受けてみて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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