僕らはよくワークの時も、セラピーの時も
「感情」を聞いたり、よく感情を感じてみましょうと言葉をかけたりします。
しかしそんな時、感情ってよくわからない。。。
どれが感情なんですか??
思考と何が違うのですか??
って方がいらっしゃいます。
ざっくり簡単に言うと
思考と感情の違いは
体感覚を伴うかどうかです。
胸が痛む=悲しい
頭が痛い=自己嫌悪
腹が立つ=怒り
足が震える=恐怖
とか言うでしょ?
感情には感覚が必ず伴っています。
しかしそれが感じにくいという方がいます。
感情を感じやすい方、体感覚が強い方には信じられない!!という方もいらっしゃると思いますが
本当に多いですよ。特に日本の方は。
原因としては大きく二つです。
1.もともと思考中心に生活してきたので、感情の感じ方がよくわからない方(感情って美味しいの?型)
2.幼少期から感情を抑圧してきたことで、感情を感じにくくなっている方。(漬物石で感情をフタする型)
(ビリーフ、思いによって自分の感情は二の次にと、無意識レベルでなっている)
1の場合は
本当に習慣というか、その人の心の質で「思考中心」という方です。
・思考ですべてが片付くと考えている傾向が強い。
・思考は働きやすく、感情は働きにくい。
・理知的な考え方が多い。
しかしこういう方でもしっかり感情は存在しています。
だから感情が抑圧されるとストレスが溜まりやすく
自分の無意識のうちに不幸感が起こってくるようになります。
顕在意識でグルグル考えているので、悩みが解決しにくい傾向があり。
何に悩んでいるのか、よくわからないけど、辛いなどが多い。
よく感情、感覚を感じるようにワークしていけば、しっかりケアもできます。
2の場合は、感情を抑圧(無意識に抑えている)している場合。
・強く感情に蓋をしているので、一見何を考えているか理解されにくい。
・幼少期からの強い思いやトラウマにより、感情を抑えている。
・自分より他者を重んじて、自己肯定感がかなり低い。
・抑圧が強い分、投影も非常に濃い。社会や周りに対しての不安や不満、怒りなどが強い。
もともとが体感型であったりする方も多く
潜在意識の深いところで強い感情が蓋をされ、滞留しているので、表側でも不眠、無気力感や鬱になりやすくなる。
感情のケアには少々の時間がかかります。
しかししっかり丁寧にケアしていけば、非常に楽になります。
感情、思考、身体(感覚)が僕らを形成しています。
これがバランスよく、中庸になることで、癒しも加速しやすくなります。
ヒントが多くなるからです。
ちなみに僕は抑圧されていた体感型でした。
今はがっちり感情は感じやすいタイプです。