2019年02月02日

聞いていないんじゃない、聞こえない耳に入らない状態

「ねぇ!ちゃんと聞いてんの!?」



黙って戸惑っているお子さんに、ママさんが怒鳴っていた。




「ママ、ちゃんと言ったよね!」




怒声は僕のいた駅のホームに響いている。






聞いていないのではなく


聞こえないのだ。


内容が入ってこないのだ。






子供であっても、大人であっても

自律神経系が




緊急状態だと感じている時


それから逃れるように無意識にシャットアウトしている時







人の聴覚機能は著しく低下する。


怒られていることを感じているが、内容が入ってこない。






虐待をサバイバルしている子供は


学習機能が低い傾向がある。






先生の計算の話より、いかに今を生き抜くかに、機能が偏るのだ。





それは無意識下で起こる。


だから指導者も周りもなかなか気づけない。





この子は言うことを聞かない。

この子はあまり頭が良くない。






そういうレッテルを貼られたり、厳しい躾や叱責から自分で貼ってしまったりする。



そればかりか、この子はおかしいからと検査までする。






たとえていうなら


あなたはライオンに襲われている時に、計算をできたり、穏やかに人の話が聞けるだろうか?




ライオン襲われて、ショック状態から感覚を麻痺させている状態で、好きなことを探せたり、夢を語れるだろうか?









虐待を含む外的コントロールにさらされている子供はそういう状態にある。



もちろんそれは子供だけではない、それを経験した大人や今もそれを経験している大人もそういう状態にある。







解決の糸口はその傷を癒すこと。


そして長く広い意味でそういう外的コントロールを撲滅すること。






そこに改めて尽力したいと感じた駅のホームだった。








posted by 創間元哉 at 19:18| そうまのコトバ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする