2018年06月12日

どこかの会談よりも、あなたのほうがふるえるほど大事件さ 〜そーまの休日〜

今日は久しぶりの休日。



朝方は天気も良かったので、ウォーキングをしていました。

気持ちよい風が吹いてルンルン気分で歩いていました。






カラスの鳴き声。


ふと道路に目を向けると…




バタバタと羽根は動かしているのだけれど、飛べない小さな鳥が一羽。







雛ではなく、雛よりも少し大きめ。


親鳥や仲間がいないか、しばらく様子を見ていましたが周りにはいないようです。






それよりもカラスがとても鳴いています。


この子、カラスに襲われたのか…。





確かにちょっと羽根の根元から、出血がありました。







野鳥を保護するのは、いろいろ法律やデリケートな問題も多いと知っていたので


すぐに自治体に連絡して保護申請や診察の場所を確認したのですが、かなり離れた野鳥病院しか診察はしていないということなので


いったんお家に連れていく事に。




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手に収めても、ほとんど身動きをしないのでかなり弱っているようでした。







これはちゃんとしたところで診てもらおうと、群馬県内にある唯一の野鳥病院に。


車で一時間以上かかる場所でしたが、この子のことを思うと放っておけない気持ちになりました。







段ボールに即席の穴あきビニールカバー、タオルを敷いて、温かさを失わないように移動の準備をします。








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休日でよかったなと思いながらも、死んじゃっていないか、信号待ちのたびに確認していました。





何とか野鳥病院へ







良かったね、これで多分大丈夫だよ。


そう鳥さんに言葉がけしながら、建物に入ります。






ごめんくださーい。



扉を開けて声をかけても誰も反応がない。。






留守なのかな。


周りを見渡すと、素人目にも管理状況の劣悪そうなケージたちが見える。




おもむろに、もう死んでしまったのか、アヒルの子供がテーブルに置きっぱなしになっている。。


その光景に少し気分が悪さを感じたが、それよりもこの子の診察が大事と思い、あたりを見回す。

誰もいない。





仕方がないからこの建物の電話番号に電話をかける。

「あーたぶん、奥にいると思うのでそちらで声をかけてください」




指示通り、奥に行くと初老の男性が鳥小屋の掃除をしている。



「すいません。野鳥を保護したので診察をお願いしたいのですが…」




『ちょっと待ってて…』





「はい」


それから約10分以上、彼の小屋掃除を待ってようやく来たら





引き出しから書類をおもむろに出し




『これに記入して』







「ここは野鳥病院なんですよね。診察はしてくださるのですか、かなり弱っているので…」


僕の話を聞いているのか、聞いていないのか、その担当者はいろんな段ボールをぶつぶつ言いながら見ている。


『ああ、このへんで良いや』


その段ボールには種類もバラバラな弱っている鳥たちが雑多な感じで入れられていました。







「あの…この鳥は何の鳥なんですかね?」


『知りません、獣医じゃないから。鳥ってことじゃいけないんですか?』


薄笑いをして答える担当者。



あれ、イラっとするな。いや、ここは冷静にこの人のことより、この鳥のことを何とかしなきゃ。




「…、では獣医さんに診てもらいたいのですが」


『ほとんどここは獣医さん来ないですよ。』






「え、野鳥病院なんですよね?」

『そんなことより書類書いてください、ここは引きとる施設なだけですから』







僕の段ボールから、小鳥を乱暴に取り出し、ココで良いやといったあの段ボールに入れようとする担当者。


「ちょっと待ってください。診察や治療なしでこの段ボールに入れるんですか?診察をしてもらえると思ってここに来たんです」

『じゃあ電話しましょうか、来ないと思うけど』





電話をしても、獣医さんは来ないとのこと。




なんだか直感だったのですが、このままここに置いて帰っても

この子はきっと助からない。


そんな気持ちになりました。






なぜだかこの子は僕の目を見て、何かを訴えかけているようでした。




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それにしてもなんだ、このずさんな実態は。。

もし子供が野鳥を保護してここに連れてきたときに、トラウマになるレベルの実態。


これが野鳥保護の場合はここと、野鳥の会のホームページに出ているという現実。





群馬が遅れているのか、ここがひどいのか。。

命の重みを何にも考えていない感じがしました。





ここで抗議したい気持ちにもかられましたが


この子の命のほうが大事と判断して







「では僕が自費で診察を受けさせ、自治体に申請し許可を取り、自然に帰るまで保護することにします。」


と言い残し、了承を得たので野鳥病院を去りました。

心の中ではしょーもない人たちだと毒づいていました(あとで自己ワークする良い題材になりそうです)

久しぶりにぶん殴ってやろうかと思うくらい怒ってました僕。









そうしてまた一時間ほど、いろんな動物病院に電話をしたり直接掛け合ったりして

一見、診察を受けられました。




骨折しているかどうかは分からない、レントゲンもできるが

処置は変わらないとのことで。可能止めを頂きました。



待合室で待っている間に、フォロワーさんたちに

この子の写真から”ツバメ”だと判明。






そうか、間近で見たことはなかったけど

ツバメってこんなお顔してるんだね。




獣医さんも、本当に丁寧に生態やえさのあげ方

骨が繋がるのも人間よりとても早いことなど



懇切丁寧に説明してくださいました。






やっぱりケアに携わるものとして、こういう先生に敬意を表します。








とりあえず、我が家に連れ帰り、えさを七転八倒しながら家族で与え

様子をみることにしました。




ご飯や薬をあげたり、ヒーリングをしてあげました。






立ち上がって、歩行しはじめました。


この分なら飛べるかもしれません。










この子がまた野生に帰れるかどうかは分かりませんが、とにかく様子を見ていく事にしました。








今日はお休みでしたが、大半がツバメのことでした。






ちなみに名前はつば十郎にしようかと←オスかメスか不明ですが(笑)











どこかの国で誰かと誰かがあったというニュースで持ち切りな一日でしたが



それよりもこの子が息を吹き返してくれたことが

何より震えるような一大事でした。

よかった、本当によかった。









生き物のことについては様々なご意見や捉え方があるでしょう。

でも僕はこれを選択することにしました。

これが一番、自分にとっては心の軽さのある選択でした。







ひょんなことに僕の家にやってきた渡り鳥と、毎日渡り鳥のようなセラピストの休日なのでした。
posted by 創間元哉 at 21:55| 創間元哉の日々♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする